この数は何なんだ!衝撃の出会い。
サインポールの存在に興味を持ち出したのは、この衝撃的な数のクルクルとの出会いがキッカケでした。某有名オネエタレントさん並みの「どんだけ〜」が思わず飛び出た私は、サインポールという名の看板を調べ始め、街で見つけたサインポールをiphoneに撮り溜めるという修行(奇行)をスタートしたのです。
サインポールって何なんだ。
名前を聞かれて答えられる人はどれ位いるでしょうか。日本語では「サインポール」と呼ばれるこの看板は、英語では「barber’s pole」(または barber pole) として認知され、なんと理髪店であることを示す看板としてほぼ世界共通で認識できるマークのようです。たしかに海外のドラマや映画でもよく見かけますよね。
ちなみに、ひねりを加えた形が、ポルトガルから伝来した砂糖菓子の有平糖とよく似ていたことから有平棒(あるへいぼう)とも呼ばれる様です。サインポールマニアを目指す私としても一度有平糖を食さないといけません。
起源は中世ヨーロッパらしい。3色の由来も諸説あるらしい。
サインポールの魅力にグッと引き込まれた一因でもあるのが、その起源と由来。どうやらヨーロッパが起源らしいのですが特に歴史的な記録があるわけではない様です。赤白青の3色である由来も、
- ヨーロッパでは、かつて外科医が理髪も兼ねており、動脈の赤・静脈の青・包帯の白、を表すという説
- その後理容師と外科医が区別され始めたことで、治療時に患者が握る赤い棒・白い包帯、の2色に青が加えられ、理容を表すようになったという説。
- ワーテルローの戦いで、野戦病院にフランス国旗が立てられたことを起源とする説。
など諸説あるらしいのが面白いところ。正直個人的にはどれでもいいのですが、これだけ世界中で「髪を切る場所だ!」というイメージを浸透させた画期的なデザインの割に、「諸説あるんだよね〜」とフワフワさせてくる感じが何とも言えない魅力を感じますよね。
サインポール空想
サインポールの押さえておくべき知識を学んだところで、ここからは私の集めた面白サインポール写真の一部を紹介していきます。
赤どこ行ったん
まずはこれ。いきなり3色であることを覆されました。オーナーさんは赤色が嫌いだったのでしょうか。おそらく家で使っている歯ブラシの色は寒色系なのだろうと安易に想像ができますね。
色違いになっちゃいました
このお店は壁につけるブラケット型と置き方式のスタンド型の両方を使用しています。壁付けと床置きどちらも用いる理容店はメジャーなのですが、私が着目したのはその色が違うこと。おそらく先に壁に付けたのでしょう。もう少し目立つ大きなサインポールをつけたいと、床置きを追加で購入したところ、まさかの緑色だったのではないでしょうか。左右で色違いの靴下を履いてきてしまう子どものような愛くるしさがありますね。
ユニオンジャック型
たしかにこの3色ではある。中がユニオンジャックのサインポールを見つけました。起源にもフランスの国旗が基となった説があるので、国旗を用いることはアリなのかもしれません。いつか日本国旗がクルクルする姿を見てみたいです。
お洒落に目覚めたサインポール
ウネリをかけてくるサインポールもたまに見かけます。サインポール自体もデザインパーマをかけたくなるのでしょうか。
デカい。けど回らない。
車で通りがかって思わず停車して撮ったほどインパクトのあるデカさ。地元の人には新宿のゴジラくらいの名所になっているのではないでしょうか。「夜に通ったら回ってたんだよ!」みたいな逸話もありそうです。
おわりに
どうでしたか。注目していないと気づかないですが、サインポールの形態や色使いには想像以上に多様性がみられますので、ぜひあなたの街のお気に入りサインポールを探してみてはいかがでしょうか?
全国で見つけたMY BESTサインポールがございましたら空想ポストへご投函ください!