空想ポストって? 編集長に聞いてみた。

2021年1月に突如現れたWebメディア「空想ポスト」。

何かのご縁でこのメディアにたどり着いてくださった皆さんにとっても、どんなメディアなの?なぜ空想ポストという名前なの?誰がやっているの?など、多くの疑問があるかと思います。

そこで、「空想ポスト」の発起人で編集長である神脇隼人に、副編集長(仮)こと私、伊藤詩恩が本メディアに込められた想いや経緯について改めて伺ってみました。

目次

ひとりひとりの空想を後押しする

ーー では神脇さん、よろしくお願いします。早速ですが、空想ポストって一体なんなのでしょう?

神脇
一言でいうと、”空想”をテーマにしたwebメディアです。空想を抱いて活動されている方・実際に空想を実現してきた方、こうした方々のお話をお伺い、ご紹介していきます。
 みなさんの頭の中の空想を掻き立て、その空想の第一歩を踏み出すきっかけを創出する。そんなメディアを目指したいと思っています。

ーー 「空想」という言葉が印象的ですが、拠点にしている岩手県釜石市で活動された上での気づきが背景にあるそうですね。

神脇
そうですね。私は現在、岩手県釜石市釜石大観音仲見世通りという営業稼働が0店舗になってしまった商店街の活性化に取り組んでいます。空き家の改装のほか、イベントをやったりということもしているのですが、改めて釜石や仲見世通りのアイデンティティを紐解き、それを発信体現していくことが大切だと考えるようになりました。

釜石は、幾度もの戦災・震災を経験してきていて、その度に現実に打ちひしがれながらも、前を向いて歩んできました。それは個々人の強い思いと多くの応援があったからこそなのではと思っていて、地域やまちをつくっていくのは、まず「○○したい」という想い、未来を見据える「空想」であり、戦災震災を乗り越えた釜石にはその想いが強く根付いていると思ったんです。

そして、そんな一人ひとりの「空想があつまる通りに、空想があふれる商店街に、空想が叶えられる参道に、」そんな思いを込めて、空想参道というコンセプトをつくって、空想というのはそこからとってます。(ほんとは、もっといろんな意味がこもっているのですが、長くなるので、別の機会に笑)

新しい関わり、余白を創り出す

ーー そして立ち上がった「空想ポスト」ですが、なぜ”webメディア”をつくるに至ったのでしょう?

神脇
空想って、「誰もがもてる最小のクリエイティビティ」だと思っているんです。子供のころいろんな空想しましたよね?でも、大人になるとどうしても現実をみちゃうじゃないですか。そして、周りからは反対される。そんな社会って嫌だなと。具体的な行動になる前の想い、感情、空想に大切なものがあると思っていて、空想あふれる社会、空想を応援できる社会になれば、地域ひいては日本は、もっとハッピーになれるんじゃないかなって思っているんです。

だからこそ、全国各地の「空想の民」(笑)にお話を伺いし、読者の皆さんと一緒に、空想を膨らませていきたい。そう考えて、WEBメディアの立ち上げにいたりました。また、私が活動している仲見世通りには、架空ではなくリアルな「空想ポスト」も実は設置してます笑

ーー あ、そうそうリアルなポストもあるんですよね笑

こうしたWEBメディア、Twitter上だけのコミュニケーションだけではなく、私たちが活動している仲見世通りに足を運んでいただいたり、リアルなイベントとの掛け合わせを今後できるようにしていくことで、リアルもWEBでもより面白いことができるのではと思っています。


空想が描く未来

ちなみにですが、編集長としてご自身の空想力が未来へどのように作用すると思いますか?

神脇
難しい質問ですね笑 やはり私が空想している未来は、この商店街にいくつも店舗ができて、そこに訪れた人たちが笑ったり、楽しんだり…っていう姿なので、それが実現できたらすごいことだなと思っています。実際にこのメディアも、私の空想から生まれていますし、想いを持ち続けることで少しずつ叶ってる気がします。そして今も、次なる空想が湧き出ています笑

寂しくなった仲見世通りに訪れたことがある人からすると「それはもう無理だよ」と言われるような挑戦かもしれません。しかし、今言ったような空想が実現していって「あの仲見世通りでできるなら、私にも僕にもできるかも」といった気持ちがいろんな場所で生まれてくれたら嬉しいです。

ーー 最後に、空想を描いている・もがいている人たちに一言ください!

神脇
他の人にとっては無理だと思われそうな「〇〇したい」とか「こんなことできたらいいな〜」みたいな空想は、そのまま持ち続けてほしいです。そして、頑張って誰かに伝えてみて、共感する人をみつけてほしいなと思っています。その空想実現するかもしれません。周りにいなければ、私達にも相談(投函)していただいてもいいです!笑 そして、こちらでぜひ掲載させていたくというお手伝いもできるかもしれないなと考えてます!

空想ポストでは、Twitterで皆さんの「空想」を募集しています。お気軽にご投函下さい!
空想ポストTwitterアカウント:@kuusoopost

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この記事を書いた人

愛知県豊橋市出身。内装デザイン/コミュニティデザインを学び、2020年春より岩手県釜石市へ移住。音楽とみうらじゅんをこよなく愛し、訪れた街の看板撮影を趣味とする。

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